代表メッセージ
21世紀を通じて健康産業が一番の成長産業であることは間違いありません。その中でドラッグストア・調剤薬局は中心的な役割を担うことが期待されています。しかし、昨今の主なドラッグストア及び大手調剤薬局チェーンの動向を見ていると、伸びゆく市場と健康・福祉のニーズの高まりの中にありながら必ずしも社会の期待に沿う形になっていないのではないかと思わざるを得ません。ドラッグストアでは集客のための食品の拡大が進み、店舗は大型化し、薬の売場のセルフ化が著しく、相談することができない店舗が急増しています。又調剤薬局においては、大手チェーンは相変わらず門前薬局をその経営の中心に据えており、急増する在宅調剤に本格的に取り組んでいる様子は見られません。そんな業界の現状を見るとこのままでは、本来ドラッグストア及び調剤薬局が果たすべき社会的責任を果たすことができなくなると危惧しています。
我々エフケイは、セルフサービスの利便性も残しながらドラッグストアではカウンセリングを重視しています。お客様からの相談に耳を傾け最適な解を提供するとともに、お客様が気づいていないしかし必要な健康提案や情報提供をすることを大切にしています。それにより、お客様が真の健康を得たり、重大な病気(生活習慣病等)を予防することができると考えるからです。調剤においてもお客様により沿った接遇に力を入れるとともに、日本の超高齢化社会の進展に対応すべく、在宅調剤に力を入れています。在宅医療の領域は、医師並びに他の医療従事者及び御家族とともに患者さんをチームとして見守ることが大切であり、チームの中は対等な人間関係で結ばれているため、薬剤師としての職能がより発揮しやすいという素晴らしい特徴があります。
トップと社員の距離が短いことも当社の特徴の1つだと考えています。私自身なるべく時間を削いて店を回り、皆の話を常に聞くことを心がけています。
会社は株主や経営者の物ではありません。正にそこで働く人すべての物だと思います。皆の思いを経営に生かし、真に地域から求められる企業を創造することをエフケイは目指しています。その一員として働こうという方、是非力を貸してください。
代表取締役社長 遠藤 俊一