栄養情報コーナー「なにから食べる?」

[2014年02月10日]

皆さん、こんにちは!
今回は時間栄養学に沿って、食事の際のポイントなどご紹介します!

1.食べる順序・速度で肥満予防に?
何気なく食べている日々の食事ですが、同じ食事でも食べる順序によって血糖値の上昇が違ってきます。血糖値が急激に上昇すると過剰なインスリン分泌によって血糖は脂肪に変えられてしまいます。また、血糖値が急激に上がるような食事ばかり繰り返していると、インスリンを分泌する膵臓に大きな負担が掛かって糖尿病の原因にもなります。
これを防ぐにはズバリ!野菜など食物繊維の多いものから食べることです。
野菜から先に食べることで血糖値の急激な上昇を抑えることができます。そして、ゆっくり食べることも血糖値上昇や大量のインスリン分泌を抑えることになります。1口30回の咀嚼を目安としてゆっくり食べることを心がけましょう。また、満腹中枢が刺激されるのは食事を始めて20分くらい経ってからなので、時間をかけることで食べ過ぎを防ぐことにもなります。

2.低GI食品を取り入れて健康的な食生活を
ここで、低GI食品についてご紹介したいと思います。GI(glycemic index)とは、食後血糖値の上昇を示す指標のことです。GI値の低い食品は血糖の上昇が穏やかなので、ぜひ低GI食品を知っておきたいところ。簡単な低GI食品の見分け方として「白より茶」があります。白米や餅、白いパン、うどんなどはGI値が高めの食品で、玄米や雑穀、全粒粉パン、パスタ、そばなどはGI値が低い食品です。酢や油は糖の吸収を遅らせるのでGI値の高いものは調理の際に取り入れてみるのもいいと思います。

食品単体でみるだけでなく、先に述べたように食べる順序や食事の組み合わせ、調理法によってもGI値は変えられ
るので、無理のないおいしく楽しい健康的な食生活を送りましょう!

2回にわたって時間栄養学についてご紹介させていただきました。
この時間栄養学を少し意識してみていただいて。。。より健康に元気よく頑張りましょう!