調剤部通信

[2023年05月18日]

(株)エフケイ調剤部 医薬品在庫情報

株式会社エフケイでは昨今の医薬品供給が不安定な状況をふまえ、地域医療への貢献の観点から、各薬局の在庫状況を下記にて共有させて頂ております。

薬局間での医薬品の融通など、ご希望の医療機関様は直接該当店舗にご連絡下さい。
店舗の在庫状況によっては、ご協力出来ない場合もございます。
予めご了承ください。

[2022年12月05日]

マラソンにチャレンジ!

20年ぶりにマラソンにチャレンジ。
勝ち負けのない市民スポーツ、健康運動、公園スポーツが健康のために注目されています。
今回は、当社も協賛している「小江戸川越ハーフマラソン2022」のレポートとともにお送り致します。1万人規模の大会となっております。

<準備>

  • 大会にエントリー(2か月から3か月前が多いようです)
  • だれかと走る?ひとりで走る?(どちらを選んでも楽しいようです)
  • ウェア・シューズを準備。マラソン用のスマートなポーチは必須。
  • 内面の健康も取組み(アミノバイタル、サプリ、プロテイン、黒にんにくetc.)
    スポーツ店やドラッグストアへ足を運びましょう。

<対策>

  • 今回は、ハーフ・10km・FUNrun(4km)のなかから10kmを選択。
  • 時間制限をチェック 10kmで1時間半の設定が多いようです。調べると2時間設定のところもあるようです。
  • 目標を時速8.6km/hに設定。(10kmだと70分になります)途中には関門がある場合が多く、今回この時速だと、関門ごとに5分の貯金ができることになります。参考までに、普通に歩く速度は約時速4km/hぐらいなので、倍ぐらいの速さになります。
  • 練習は、信号のないところ(河原の土手など)でアプリを使って、何キロを何分で走っているかペースを設定しました。2km・4km・6kmと徐々に負荷を上げていく方法を選びました。

<当日>

  • 午前中の開催で思ったより早く起きることになります。
  • 到着からスタートまで1時間程度余裕があると、着替え・トイレなど焦りません。
  • 貴重品は身につけ、着替えは大きなバッグに入れて、レジャーシートに置いている方が多かったようです。主催者側の注意事項を参照します。秋の開催が多いので防寒着などは、ロッカーに入れず対応するほうがいいかもしれません。

<スタート>

  • ブロック分けされており、順にスタートしていくことが多いようです。
  • タイムも、スタートの合図から(記録)とスタート地点から(ネットタイム)があります。
  • 多くのスタートで最初のほうは、自分のペースはわかりません。1km通過まで様子をみましょう。
  • 当日風が強く、帽子が飛ばされる方が多くいらっしゃいました。接触事故などもあり、気をつけましょう。
  • 普段走ることが難しいような素敵なコースを走れます。
  • 名所も多く駆け抜けることができ、とても爽快です。
  • 沿道には、多くのスタッフや地元の方がいらっしゃり、応援を頂きます。
    (多くの運営スタッフの方々、ありがとうございます)

<ゴール>

  • 沿道の応援の声もボリュームが上がります。
  • ラストスパートで少しみんなのペースが上がります。

<おわりに>

体験させていただいたマラソンは、素敵なものでした。完走証明を頂くのが今回の目標でした。生涯スポーツと言われるものは色々ありますが、なにか無理のないように、少しチャレンジしてみるのも楽しいものです。今回はマラソンでしたが、ちょっと走ってみようと思っていただければ、幸いです。

[2020年12月21日]

多職種連携合同研修会へ参加

今回埼玉県薬剤師会主催の多職種連携会議に参加致しました。薬剤師、ケアマネ、訪問看護師が相互理解を深めるため、各職種の代表者によるプレゼンやグループワークを通じてお互いの業務内容、連携の取り方などを学びました。

参加人数は90人程度となっており、ズームを使用しての初のオンライン開催ということで、普段あまり関わることのない遠方の方たちと意見交換することができました。研修会の後半で行ったグループワーク(症例検討)ではパーキンソン症候群と、がん末期患者の症例をもとに討議を行い、治療の妨げとなっている問題点や介入方法、改善方法などについて意見を出し合いました。話し合いの中で、ケアマネから「薬局も在宅の担当者会議に呼んでも良いのか?」という質問があり、これに対して「薬局も是非呼んで欲しい」という旨を伝えると「医師のように薬局も忙しくしているだろうから声をかけるのは迷惑だと思って呼んでいなかった」とお話しされていました。このように思っているケアマネは恐らくたくさんいらっしゃるのだろうと思います。

こうした認識の差を埋めていかなければならないなと感じました。医療連携の中で薬剤師のできること、やっていることを他職種にアピール、認知してもらう機会は限られているかと思いますが、在宅医療などを通じ薬剤師としての専門性を発揮し業務を全うしていくことで自ずと他職種からの信頼を得ることができると思います。そうすることで、さらなる強固な連携をとることができ、より良い医療を患者さんにも提供できるのだと考えます。コロナウイルスの収束がみられた暁には地域の連携会議にもまた参加していきたいと感じました。

エース薬局上藤沢店 神田

オンライン服薬指導開始のお知らせ

弊社でも今年度から解禁となった、オンライン服薬指導を2021年から順次エース薬局各店舗で開始する運びとなりました。弊社が扱うオンライン服薬指導のシステムは、curon(クロン)お薬サポートです。これは、処方せんの受け取りからお薬の配送まで、病院およびクリニック・患者様・薬局をつなげるサービスです。
患者様はお手持ちのスマートフォンで、服薬指導と薬の受け取りをご自宅で完了できます。
これまでの患者さんも、はじめての患者さんにも、お薬を届ける新しいかたちですので、興味のある方は是非ご利用してみて下さい。

オンライン診療およびオンライン服薬指導のシステムサポート『curon』(クロン)の詳細については下記のURLからご参照下さいhttps://curon.co/home?ref=header

[2020年09月15日]

薬物乱用防止研修事業へ参加

先日、埼玉県男女共同参画推進センターにて「薬物乱用防止指導員研修会」に参加してきました。今年に入ってから薬剤師会の依頼で埼玉県の薬物乱用防止指導員となりました。コロナウイルスの影響により活動がほとんどされない状況でしたが、今回初めて活動に参加したので、活動内容を報告したいと思います。

ここ数年の埼玉県内での全薬物事犯検挙者数は約500人前後でほぼ横ばいで推移しています。その中で「覚醒剤」の検挙数が一番多いのですが、ここ数年「大麻」の検挙数が増加傾向にあり、特に若年層の割合が高くなっています。この背景としては、インターネットを中心に誤った情報(「大麻」は煙草やお酒に比べ害が少ない等)を鵜呑みにして、気軽に興味本位で始めてしまうこと等が挙げられます。このことから「大麻」はゲートウェイドラックとも呼ばれますが、「大麻」で満足しなくなると、より依存性が強い「覚醒剤」や「コカイン」等を求めるようになるため、若い世代に対して薬物に対して正しい知識や、危険な誘いを断る方法等を教える「薬物乱用防止教室」や「街頭キャンペーン」等を今後も継続的に行っていく事が重要になってきます。

なかなか身近ではない話なので、現実感が無いと思われる方がほとんどだと思いますが、実際に今でも現実に起こっている事案です。自分には関係ないとは思わず、日頃から自分の家族・友人と一緒に意識を高めることが重要だと思いました。また薬剤師として、薬物乱用防止教室等に機会があったら是非、講師として参加してみたいと思いました。

コロナ禍の為、ソーシャルディスタンスを保って研修会へ参加
エース薬局 吉川 保雄

調剤部メンバーでの趣味活動報告

先日、調剤部のメンバーと東京都清瀬市にある金山緑地公園の河川敷において、デイキャンプを行いました。コロナの影響でアウトドアが流行っているので、自分たちも乗っかってみました。ワイルドに肉を食べたい方は、豊玉店の小野薬局長までご連絡下さい。

[2020年02月05日]

薬機法改正について

昨年の12月、国会にて薬機法改正が成立しました。
薬機法改正前の薬局の定義は「薬剤師が販売又は授受の目的で調剤の業務を行う場所」でしたが、今回の改正により、「薬剤及び医薬品の適正な使用に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導の業務を行う場所」であることが追加されました。つまり「薬を渡す場所」に加えて「服薬指導をする場所」ということが法律によって再定義された形となりました。

今回の改正にあたってポイントは4つあり、①調剤後のフォローアップの義務の法制化②医療提供施設の医師などに情報提供の努力義務の法制化③認定薬局「地域連携薬局」および「専門医療機関連携薬局」の明記④オンライン服薬指導の明記。以上が薬局の業務に直接関わることで、今後薬剤師会等から具体的な内容が示されてくると思われます。

今回の改定は、以前から厚生労働省が示している「患者のための薬局ビジョン」を、法律に明記されたという印象なので、「患者のための薬局ビジョン」の内容に沿った薬局運営していれば特に問題ないと思われます。むしろ通常の薬局業務をわざわざ法律に明記されたということは、国から「薬剤師ちゃんと働けよ!」とお尻を叩かれた気分ですね。

入間市医療介護連携会議

先日、入間市の健康福祉センターにて医療介護連携会議が行われました。今回は、パーキンソン病患者の事例をもとに、自立支援に向けたケアプランを、医療及び介護の専門職の立場からアドバイスを行い、作成するという、グループワークを行いました。
2025年には、団塊の世代が、85歳になり介護が必要な年頃になりますが、その際に自立を支援できる地域包括ケアシステムを各自治体で確立することが急務となっています。その為にも、こうした医療連携会議にて、各事業者間で事前につながりを持つことは非常に重要だと思われますので、今後も積極的に参加していきたいと思います。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

「ととのう会」?発足

「ととのう」って言葉をご存知でしょうか?最近教えてもらったのですが、スーパー銭湯では、サウナや水風呂が、大概どこにでも設置されています。このサウナと水風呂を交互に繰り返した後に休憩すると、とてつもないリラックス状態に陥ることがありますが、この状態をサウナー達の業界用語として「ととのう」というらしいのです。この状態を皆さんに知ってもらいたいので、調剤部にて「ととのう会」を設置しました。入会希望の方は、豊玉店の小野薬局長まで申し込みお願い致します。月1回程開催予定です。

[2019年11月01日]

幕張メッセで開催された 地域包括ケア EXPO へ

先日、幕張メッセで開催された地域包括ケアEXPOに行ってきました。医療業界だけでなく介護業界など地域包括ケアに係る様々な企業がブースを出展していましたが、今回は薬局に係る企業のブースを中心に見学をしてきました。

個人的に気になった機器としては、在宅にて療養されている方に使用する「服薬支援機器」にAIロボットが連動されているもので、服薬時間になると自動的にテレビ電話を作動し、飲み忘れおよび見守りが出来る機能がある為、独居の方への対応として今後期待が出来るものや、処方箋を専用の機械で読み込むことによって、ピックする医薬品を無駄な動きが出ないように案内してくれるディスプレイがあり、厚労省の通知により先日解禁されたテクニシャンやヘルプ対応等で調剤に慣れていない方でもすぐに対応が出来るようにと医療安全の為に開発した装置ということでした。 

今後こうした新たな機器を、利用することによって、地域の医療及び介護がより良いものになることが期待できると感じました。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

エフケイ調剤部課外活動

先日、調剤部の大熊マネージャー、豊玉店の小野薬局長および吉川で、草津へ日帰り小旅行に行ってきました。
軽登山をして絶景を堪能した後、3人で温泉に入り楽しんできました♪今後も楽しみな活動を計画していきます。

[2019年09月10日]

~2019年度 社員大会開催~

先日、2019年度の社員大会が、ウェスタ川越にて開催されました。午前中には調剤部研修が行われ、その中で安全管理研修として今回は「アンガーマネジメント」を行いました。

午前に行われた調剤部研修の様子

以前の安全管理研修で調剤ミスが起こる要因として「ブロッキング」という「怒り」「悲しみ」「不安」等の感情を自覚することで、調剤ミスを減らせることを学びましたが、今回特に怒り(アンガー)の感情について詳しく学ぶ目的で行われました。講師には狭山市で訪問看護事業をしている「地域ケアステーションゆずり葉」の看護師である木内様に行って頂きました。今回の研修を通じて「怒り」の感情について知り、それを上手にコントロールすることで、仕事だけでなくプライベートもより良いものにすることが出来る事を学びました。今回学んだことを活かして今後も調剤ミスを発生させないような取り組みを継続的に行い、患者さんに信頼される薬局作りをしていきたいと感じました。

午後に行われた社員大会の様子

そして午後には社内の各事業部が集まってお互いの事業部に対して協力出来ることについてグループワークを行いました。
弊社の企業理念でもある「地域社会の心と身体の健康への奉仕」を実現の為には、今後各職種による連携が必要不可欠であることを再確認し、各グル―プでの発表においては、今後取り組むべき様々なアイデアが発表されました。今回発表されたアイデアをもとに社員一丸となって、ワクワクとするような仕事が実現できる様に取り組んで行きたいと感じました。


エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

エフケイ登山部(自称)活動

蝶ヶ岳から常念岳の稜線上にある蝶槍にて撮影

8月下旬、北アルプスにある蝶ヶ岳(2677m)に約15kgの荷物を背負って、約6時間の道のりを経て頂上まで登りテント泊をしてきました。天気に恵まれ絶景を楽しみました。

[2019年04月22日]

~未来への鍵~(住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために)

先日、所沢市狭山ヶ丘のわかさクリニック様(オレンジタウンにて開催)が主催されている在宅サービス講座に出席してきました。今回は在宅生活における各種サービス(地域包括支援サービス)を各領域の専門家の方々が講演されたほか、とある独居の生活をもとに、ケアマネージャーさんを中心として「訪問薬局」「訪問看護」「訪問リハビリ」がどのように連携し一人暮らしをサポートしていくのか、そして、安心して生活できるよう支えていくのか、その様子について寸劇を交えてお伝えするという講座内容でした。(実は、今回は聞く側ではなく、講演する側として出席!)

当社の在宅調剤の取り組みにおいて、以前より、わかさクリニック様から在宅調剤のご依頼や、カンファレンスの見学および、お薬相談会開催の際にルームをお借りする等、地域包括支援薬局としての取り組みにおいて勉強させていただく機会を多く設けていただいております。今回の講演会のご依頼を頂戴した時は、「ぜひとも!」と即答でした(笑)
私共が地域医療においてお力添えさせていただける事、また、地域の方々に町の薬局がなんでも相談できるところ、そして地域包括支援の架け橋になれるということを知っていただくこと、それが少しでも認識していただけたならば幸いです!

薬局はまだまだ地域支援の一角として認知されていない現状があります。今回の相談会を通じて少しでも処方せんがなくても薬局に相談しに行ってみようと感じていただけたらと思っています。そして足元を見てみるとまだまだ力不足だなと思うことがたくさんです。薬のプロフェッショナルとして薬剤師は、医療連携ではきちんと輪の中で意見ができるように取り組む必要があります!そして地域の方々が安心して自宅療養が出来るようお薬の面でしっかりサポートしなければなりません!そのために日々勉強し励んでいきたいと思っています。

エース薬局新所沢店
大熊 桂人

飲食店紹介

突然ですが、最近武蔵野うどんにはまっています。武蔵野うどんの定義は決まっていないそうですが、一般的に肉汁付けうどんを指すそうです。今回紹介するお店は所沢市狭山ヶ丘にあるうどきちです。ここのウルトラもち麺がお勧めです。

上藤沢店
吉川

[2019年03月11日]

鶴ヶ島保健センターにて 女性の美と健康講座開催

先日、鶴ヶ島市にある鶴ヶ島保健センターにて、女性の美と健康講座を地域住民方々に対して行ってきました。
女性の健康力・・・・女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすためには、生活の場を通じて、女性のさまざまな健康問題を社会全体で総合的に支援することが重要とされ、厚生労働省では、毎年3/1 ~ 3/8までを「女性の健康週間」として展開することとしています。

女性の美に欠かせないのが女性ホルモンです。この女性ホルモンの低下により、様々な症状が五月雨式にでてくるのですが、そのときに、あちこちの診療科で薬をもらってしまうとポリファーマシー(お薬の種類も量も多いこと)の状態になってしまい、そのことが原因で体に不調をきたしてしまうこともあります。

そうならない為にも、まずはご自分の身体の状態を知り、どう身体のケアをするかを知ることで、将来の美と健康を手に入れられるかが決まります。
ひとつの方法として女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン(納豆、豆乳などに含まれています)の摂取がその役割をはたしますが、腸内細菌でうまく代謝されないとその効果は得られず、日本人の2人に1人がその効果を得られていないと報告されています。

そこでおすすめしたいのが、サプリメントのエクエルです。エクエルは大豆イソフラボンが上手く代謝出来ない方でも、体内で代謝されて生成されるエクオールが成分として入っている為、摂取することで女性ホルモン様の働きを得ることが出来ます。

坂戸調剤センター 川浪明子

e健康ショップ取扱い開始

エフケイ調剤部の一部の店舗にてe健康ショップの取扱いを開始しました。これによりe健康ショップのサイトで取り扱っている約2万アイテムの品物を調剤薬局の店舗で扱えるようになりました。
利用方法は左記のアドレスにアクセスし、品物をサイト内で注文します。指定した店舗にて品物の受取が可能となっていますので、お近くにエース薬局がありましたら、是非ご利用してみて下さい。

[2019年01月29日]

東京国際フォーラムにて 総合医療機器フェアへ

先日、東京国際フォーラムにて開催された、メディセオ総合医療フェアに行ってきました。
訪れたブースは最新の調剤機器等を取り扱っている場所で、その中でも気になったのは、レセコンと連動した全自動調剤機器でした。それ以外にも監査機器も充実しており、一包化された物を自動的に監査する機器や、施設業務などで発生する薬包綴じ作業を効率化する機器などがありました。この展示会を通して感じた事は、薬剤師が現在行っている対物業務は、今後この様な全自動調剤機器に代替えされるので、その分対人業務にしっかりと力を入れない薬局は今後淘汰されていくという事を実感しました。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

入間市認知症地域支援
ケア向上研修会へ参加

現在、高齢化社会に伴い認知症患者は増え続けており、その数は2025年には700万を超えると推測されています。このように身近な人が認知症になることから今後、社会全体で支えていかなくてはいけません。現在調剤薬局での対応としては、薬での対応がほとんどだと思われますが、この抗認知症薬の対応だけでは限界があり、講演会では認知症患者とのコミュニーケーション技術を向上させる事が重要であることを説明されていました。こうした認知症患者に対するケアの技法として、ユマニチュードという技法があり、ひとつの例として認知症患者は、視界に入るものだけに集中しているため、背後から声をかけてしまうと、その声に驚いてしまい、それが続くことで怒りの感情が芽生えてしまいます。これを理解していないと、介護している家族は認知症が悪化してしまったという事で、ドクターに相談し、お薬が追加されてしまう状況が発生する事が多々あるそうです。こうした状況を防ぐには、しっかり相手の目を合わせてコミュニケーションをとることが重要だと説明されていました。
薬局で働くものとしては、どうしても薬の視点から患者に対することが多くなってしまいがちですが、今回の講演会とを通して、こうしたコミュニケーション技術を向上させる事は認知症患者のケアにとって大変重要であることをしっかり学べたと思います。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄